東大寺で出家した空海(弘法大師)ゆかりの寺社めぐり | 奈良 観光 | 奈良ぶら

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大安寺(先方提供)

東大寺で出家した空海(弘法大師)ゆかりの寺社めぐり

唐に渡って20年で修得する予定の密教を、わずか2年ですべて学んだ―。
唐から東に向かって投げた密教法具「三鈷杵」を高野山で見つけた―。
陸と島の間に橋を架ける途中、天邪鬼の邪魔が入って杭だけが残った和歌山県「橋杭岩」―。
伝説がとにかく多すぎる空海(弘法大師)は、奈良時代の774年に生まれ、吉野・大峯山などで修行を積んで、平安時代の803年に東大寺で具足戒を受けて出家。804年には唐の都・長安に到着し、青龍寺の恵果和尚に師事して真言密教を授かりました。日本の歴史上の僧で最もよく知られていると言っても過言ではない空海。その足跡は全国津々浦々に残されています。奈良県内の「ここも!?」という空海ゆかりの地を紹介します。

○大安寺[奈良県奈良市大安寺2丁目18-1]
南都七大寺のひとつ。空海の遺言を弟子たちがまとめた『御遺告』に「大安寺を以って本寺となすべし」と記され、空海と大安寺が結び付られています。秘法「虚空蔵求聞持法」を空海に授けた僧が、大安寺の勤操、もしくは戒明ではと言われています。

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○長岳寺[奈良県天理市柳本508]
824年、淳和天皇の勅願を受けて、空海が創建したと伝わる寺院。大和神社の神宮寺として建てられました。ツツジや紅葉など四季の色彩に包まれる“関西花の御寺”です。

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○宝山寺[奈良県生駒市門前町1-1]
寺伝によると、生駒山の一角を成す険しい山塊に、修験道の開祖・役行者が梵文般若経を写経して納めた般若窟があり、若き日の空海も岩窟で修行したとか。寺には空海が自筆した「寶山寺」の額が残されています。

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○室生寺[奈良県宇陀市室生78]
「女人高野」として知られる室生寺。寺伝によると、高野山、東寺と並ぶ真言宗の根本道場として空海が再興したとされています。石楠花や紅葉の見頃は境内がにぎわいます。

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○當麻寺中之坊[奈良県葛城市當麻1263]
空海が21日間こもった曼荼羅堂があり、本尊の當麻曼荼羅(国宝)の前で瞑想を続けたと言われています。

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○世尊寺[奈良県大淀町比曽762]
虚空蔵菩薩の真言を100万回唱えるという秘法「虚空蔵求聞持法」に、空海ものめり込み、当地で修行したと言われています。

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○天河大辨財天社[奈良県天川村坪内107]
空海が憧れた役行者が創建したとされる古社。17歳の空海が1000日間こもって修行したと伝わります。空海が唐から持ち帰った密教法具や自筆の般若心経などが社宝として残されています。

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○荒神社[奈良県野迫川村池津川347]
高野山の奥社。空海が高野山を開山する際に勧請した神社だと伝わります。境内は幽玄・神秘の気に満ち、未知なる力が働く秘境の雰囲気に包まれています。

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厳しい修行の過程で、数々の神秘体験を得たという空海。ゆかりの地には、時空を越えて、今なお空海の“気”が張り詰めているかもしれません。あなたは感じましたか?

 

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