別視点的テーマで巡る、奈良の楽しみ方「巨岩編」 | 奈良 観光 | 奈良ぶら

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別視点的テーマで巡る、奈良の楽しみ方「巨岩編」

自然は時に、人智及ばぬ摩訶不思議な現象を見せてくれます。そんなとき私たちは、その意味を解明しようと考えるよりも、不思議は不思議のまま、ありのままを見て、直感的に楽しみたいものです。

今回のテーマ「巨岩」も、そんな自然の醍醐味を味わえるもののひとつでしょう。巨岩にサイズや重さの定義はありません。見た人が「でかいっ」としか言えないような岩、もしくは石、と緩く考えてください。

古来、巨大な岩・石は、人々に神秘や畏敬、霊力などを感じさせ、信仰の対象にもなってきました。奈良では明日香村にある石舞台古墳、亀石、酒船石が、大きさや謎の深さなどからよく知られる存在ですが、これら以外にも県内各地に、地球の縮図のような球体形のもの、スパッと一刀両断されたかのようなもの、仏像様が彫られたものなど、個性とミステリーに彩られた巨岩・巨石がいくつもあります。

所在地へのアクセスは林道を歩くなど“やや難”ですが、どっしりと鎮座した特大級の存在感を浴びせられる出会いは格別です。巨岩・巨石にも「そこにある理由」があるのかもしれませんが、それを詮索するなんて野暮というもの。とにかく「でかい、重たそう」という感覚を楽しんでください。

【長寿岩(山添村)】

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建設工事中、山添村の地中から謎の球体巨岩が見つかりました。直径約7m、重さ推定600トンのスケールです。現在“展示”されている場所へは、転がして運んだというエピソードも。経度と緯度のようなラインが刻まれていて、「古代文明による地球の縮型説」もささやかれています。

地球の中から見つかった地球型の巨岩はコチラ

 

【牛ヶ峰岩屋桝型(山添村)】

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高さ16mもある巨大な一枚岩が、縦に2つに割れ、一方は立ったまま(桝型岩)、一方は下に横たわっています(岩屋)。この岩には空海に関する伝説が残されています。いわく、大日如来に導かれた空海が山中にそびえる巨大な岩を見つけ、大日如来像を彫りました。それは岩屋に刻まれ、彫るのに用いた「のみ」「つち」を収めた穴は桝型岩の上部に見ることができます。

弘法大師・空海ゆかりの巨岩が2つある牛ヶ峰はコチラ

 

【柳生一刀石(奈良市)】

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巨大な石が見事にスパッと切れています。戦国時代~江戸時代の剣豪・柳生石舟斎宗厳が天狗と対決した際に、一刀両断にしたと伝承されています。漫画『鬼滅の刃』によく似た巨石が登場するとあって、熱心なファンや『鬼滅の刃』登場人物のコスプレイヤーたちが訪れ、“聖地化”しています。

漫画『鬼滅の刃』ファン注目の一刀石はコチラ

 

【疱瘡地蔵(奈良市)】

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柳生街道の林道にある丸い岩にお地蔵様が彫られています。ゾウほどの、と言うと大げさかもしれませんが、カバほどの大きさはあります。かつて世界中に蔓延した天然痘(疱瘡)除けを祈願したものだと伝えられています。古来、人々は巨大なものに神秘的な霊力を感じ取り、信仰の対象やパワースポットにしてきたといえます。

疫病退散を祈願した巨岩に彫られたお地蔵様はコチラ

 

【益田岩船(橿原市)】

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長辺が約11m、高さが約4.7m、推定重量は約800トンという巨大な岩。人為的に開けられたとみられる四角い穴が上部にあるのが特徴です。この岩が何のために加工され、どのような役割を持ち、利用されていたのか、明らかにされていません。諸説ありますが、科学や情報がどんどん進化する時代にあって、謎のままというのもいいですね。

謎の巨岩「益田岩船」はコチラ

 

【鐘掛岩(天川村)】

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大峯山(山上ヶ岳1719m)を目指す登山道にそびえる岩。名称は、かつて遠州(静岡県西部)の寺から鐘が消え、大峯山の当地にぶら下がっていたという故事にちなみます。修験道の表行場のひとつで、ごつごつした垂直の岩肌を、鎖一本を頼りによじのぼる難所です。岩の上に立つと足がすくみますが、四方に開けるパノラマは絶景です。

奈良ぶらぶらハイキング「大峯山(山上ヶ岳)」編はコチラ

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