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史跡 酒船石(明日香村)

酒をつくった? 庭園の構造物? 古代ロマンを感じる石造物。

昭和2年(1927年)に史跡指定された石造物。青垣を成す竹林の中にあり、花崗岩でできています。現状では長さ5.5m、幅2.3m、厚さ1m。上面にくぼみと溝があり、酒をしぼる槽、あるいは油や薬をつくるための装置だと推測されています。一方で、すぐ近くで水を引く土管や石樋が見つかっていることから、庭園だったという説も。一部に石割の工具跡が残っており、割られて、どこかへ運び去られたと考えられています。
また、石垣が残る酒船石遺跡は、『日本書紀』の「宮の東の山に石を累ねて垣となす」に当たる可能性があり、全容解明のための調査が続けられています。
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