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特別史跡・特別名勝 平城京左京三条二坊宮跡庭園(奈良市)

【入園無料】奈良時代の貴重な庭園遺跡。2020年に保存整備工事が完了。復原建物に上がって石を敷き詰めた池や庭園を眺めることができます。

長屋王邸宅があったとされる場所のすぐ南隣にある奈良時代の庭園遺跡。平城宮跡の離宮施設、あるいは皇族等の邸宅だったとも考えられることから「宮跡庭園(みやあとていえん)」と呼ばれるようになりました。

 

歴史的な芸術性や作庭技法を知る上で貴重なため、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。古代(奈良・平安時代)の庭園のうち、特別史跡と特別名勝の2つに指定されているのは、宮跡庭園を含めて、日本に3つしかありません(他は奈良市の平城宮東院庭園と岩手県の毛越寺庭園)。

 

玉石を敷き詰めたS字状の池(幅2~7m、延長55m)が特徴的で、その池越しに春日山や御蓋山(三笠山)などの山並みを見て楽しめるように、西側に建物が配置されています。建物内には土足をぬいで上がることができ、園池や木々、植栽を眺めて一息つくことができます。オシドリのイラストが描かれた順路道標にもほっこりとさせられます。


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