• 観光

高取城跡(高取町)

日本屈指の山城。残された石塁や四季の自然・眺望が魅力。
写真提供:高取町

高取城は元弘2年(1332年)、南朝方の越智氏が標高584mの高取山山頂一帯に築城した山城です。その後、郡山城主の豊臣秀長(秀吉の弟)の命令で本多氏が天正13年(1585年)に入城し、石塁や大小の天守閣、櫓・楼などが配置され、堅固にして美観を備えた城郭として整備されました。

 

江戸時代の寛永17年(1640年)には植村氏が入城。明治6年(1873年)に廃城となるまで植村家が城主を務めました。残念ながら現在は、天守や楼閣などは残っていませんが、石塁などはそのまま存在し、高さ10mほどにそびえる本丸・二ノ丸の石垣は特に見ごたえがあります。

 

春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、雪景色など四季を通じて自然の美しさを楽しむことができ、また、眺望良好なことも城巡りのファンやハイカーを魅了しています。高取城は国史跡で、日本城郭協会の「日本名城100選」にも奈良県内の城郭では唯一選出されています。

 

■高取城跡関連ページ
「モデルコース 高取城ハイキング」

「奈良百科 奈良の城」
☆観光スポット