貝殻の輝きに彩られた精巧な螺鈿(らでん)。朝鮮半島で制作された螺鈿作品の美に迫ります。
「螺鈿(らでん)」とは貝殻を用いて文様をあらわす工芸技術のこと。朝鮮半島でも古来、盛んに制作され、螺鈿漆器には唐草文様や吉祥文様、詩文などの文字と絵画の組み合わせなど、多彩な文様が螺鈿で表現されてきました。
大和文華館所蔵の「螺鈿葡萄文衣裳箱」は、実をたわわにつけて垂れる葡萄が絵画のように精巧に施された優品で、今回の特別企画展で修理後の姿を鑑賞することができます。
また、東京国立博物館などから螺鈿作品を特別に拝借し、朝鮮王朝時代の螺鈿の特質に迫ります。
ほかにも大和文華館には朝鮮半島を中心とする東アジアの絵画や陶磁器が所蔵されており、それらもあわせて展示されます。
貝の神秘的な輝きや艶によって表現された螺鈿の美をゆっくりとご覧ください。
行事・イベント名 | 特別企画展「朝鮮螺鈿の美」(大和文華館) |
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開催場所 |
〒631-0034 奈良県奈良市学園南1丁目11-6
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開催期間 | 2023年11月17日(金)~2023年12月24日(日) |
開催時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
公式サイト | https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/ |
お問い合わせ先 | 0742-45-0544(大和文華館) |
料金 | 【入館料 ※平常展・特別企画展】 一般:630円 高校・大学生:420円 小学・中学生:無料 |
アクセス | 近鉄学園前駅から徒歩約7分 |
駐車場 | あり(無料) |
休日 | 【休館日】 月曜、年末年始、展示替の期間 ※月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館 |