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第95回企画展「器にみるアンデス世界-ペルー南部地域編-」(天理参考館)

2024年4月17日(水) ~ 2024年6月3日(月)
ナスカ、ティワナク、インカ…古代アンデスの多様な文化から生まれた、いろんな器たちをずらりと展示紹介します!
提供:天理大学附属天理参考館

日本で「古代アンデス」といえば、インカ帝国を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ペルーとボリビアの一部を含む中央アンデス地帯では、実に多様な古代文化が栄えました。古代アンデスでは紀元前3000年頃から神殿が建設され始めますが、土器が登場するのは紀元前1800年頃と、世界のほかの地域と比べて遅かったことに驚かされます。

 

古代アンデスの土器は、19世紀後半に欧米諸国の博物館や美術館によって考古学的に高く評価されます。これがきっかけとなり贋作がつくられるようになりました。そして1950年代に古美術コレクター達によって造形美術としての価値まで付与されると、贋作づくりはさらに盛んになりました。

 

本展は、2021年に開催した第86回企画展「器にみるアンデス世界―ペルー北部地域編―」の続編として開催します。

 

ペルー南部地域とボリビアにまたがって栄えた古代文化を対象として、土器や木器の真作と贋作を同時に展示します。これにより、当時の世界観に触れていただき、それらが現代ペルー社会において古代とは異なる脈絡で再生産されている様子をご覧いただきます。

 

また、山形大学ナスカ研究所および山形大学附属博物館の協力を得て、ナスカの地上絵に関する最新の研究成果と、同時進行で行われている保護活動の現状についてご紹介します。

〈公式サイトより/抜粋〉

 

●記念講演会

「ナスカの地上絵と人工知能:新展開の現地調査をめぐって」
日時/2024年5月4日(土・祝) 13:30~15:00(開場13:00)

場所/天理参考館 地下1階研修室
講師/坂井 正人氏(山形大学教授)
定員/100名(当日先着順)
受講料/700円(入館料含む)

 

●トーク・サンコーカン(当館学芸員による講演会)

「インカってなに?」
日時/2024年4月24日(水)13:30~15:00(開場13:00)

場所/天理参考館 地下1階研修室
講師/荒田 恵氏(学芸員)
定員/100名(当日先着順・要入館券)

★同日開催★

ペルー産コーヒー特設カフェ

13:00~15:30〔2階ホール〕
1cup:220円

 

●映像コーナー

「ナスカの地上絵と神殿をめぐる巡礼 巨大な地上絵の分布規則」
会期中常時開催〔3階ロビー〕

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