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唐招提寺

【世界遺産】 鑑真建立。ハート型のうちわをまく行事「うちわまき」で知られる。
写真提供:唐招提寺

【唐招提寺(とうしょうだいじ)】

 

唐招提寺は鑑真ゆかりの古刹です。
688年に中国揚州で生まれ、14歳で出家した“鑑真和上(がんじんわじょう)”ですが、20歳になると律宗・天台宗を学びます。律宗は戒律の研究と実践を行う仏教の宗派ですが、その僧侶の資格を与える伝戒の師になった鑑真和上は、長安・洛陽に並ぶ者なしとまで称される大師となりました。

 

当時、日本の僧侶は一部の税を免除されていたため、自ら僧侶を名乗るものが後を絶たず社会が乱れており、困った朝廷は僧侶に資格を与える制度を整備するため、授戒のできる僧侶を中国から日本に招くことにします。天平14年(742年)、日本からの熱心な招きに応じたのが鑑真和上とその弟子たちでした。
しかし、当時の航海は極めて危険で命がけのものでしたので、鑑真和上も5度の渡航に失敗し、その間に視力も失ってしまいます。それでも諦めなかった鑑真和上は、約12年後の天平勝宝5年(753年)12月、6度目の航海でついに日本にたどり着き、翌年、東大寺大仏殿の前に戒壇を築き、聖武天皇をはじめ400人以上の僧侶に授戒を行いました(日本初の正式授戒)。

 

その後、鑑真和上は東大寺で5年を過ごした後、天平宝字3年(759年)8月、新田辺親王の旧宅に戒律の道場を開きます。これが“唐招提寺”の始まりです。

 

宗派:律宗(律宗総本山)
国宝:金堂/講堂/鼓楼/宝蔵・経蔵/鑑真和上坐像
重要文化財:礼堂・東室/御影堂

 

<主な年中行事>
◎4月下旬~5月上旬 御影堂共華園(瓊花(けいか)特別公開)
◎5月19日 中興忌梵網会(うちわまき)
◎6月5日・6日 開山忌舎利会
◎6月5日~7日 鑑真和上坐像御開帳
◎8月23日・24日 地蔵会
◎中秋名月の日 観月讃仏会

 

<関連リンク>
◎大和の伝統行事④ 唐招提寺のうちわまき

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