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蒸気機関車「金剛・ハロー号」(五條市)

金剛山を背景に勇ましく走ったハチロク機関車

幕末に尊王攘夷を掲げて挙兵した天誅組の資料などが展示された五條市民俗資料館(旧五條代官所長屋門※天誅組に焼き討ちされた五條代官所を後に建て直したもの)がある五條市史跡公園の一角に機関車が展示されています。

 

日本初の国産蒸気機関車8620形(愛称:ハチロク)で、ハチロクの総製造数687輌のうち616輌目として、大正14年(1925年)1月に製造された「78675号」です。構造的な特徴として、大きなスポーク形働輪があり、これは国鉄のシンボルとして、帽章や制服のボタンにデザインされていました。

 

展示されている78675号は、主に金剛山麓の路線を勇ましく走り続けたことから、ハチロクの愛称とあわせて、「金剛・ハロー号」と名づけられました。国鉄の旅客列車を引いた機関車として姫新線、芸備線、和歌山線などを、最高時速95㎞で走り、引退するまでの運転総走行距離は258万7645.1㎞(地球約65周)に達します。

 

この場所に展示されたのは、昭和47年(1972年)10月で、平成15年(2003年)に塗り替えられました。
五條新町通り(伝統的建造物群保存地区)の散策や、天誅組が本陣を置いた櫻井寺など史跡めぐりとあわせて立ち寄り、勇ましく走行したシーンを思い描いてみてください。


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