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風屋ダム(十津川村)

自然と人造が織りなすダムの雄大なスケールを体感しよう。

奈良・五條方面から国道168号を南進して、十津川村に入り、絶景とスリルを楽しめる「谷瀬の吊り橋」を過ぎると、十津川村役場までは約21㎞。その間、単調になりがちなドライブのアクセントになるのが、風屋ダムです。

 

風屋ダムは、新宮川水系熊野川(十津川)に築造された発電用ダムです。工事中の1959年には伊勢湾台風の被害にも遭いましたが、1960年に完成。堤高101mの重力式コンクリートダムで、総貯水容量は1億3000万㎥を誇ります。

 

ダムによって造り出された貯水池は広大で、風屋ダムの公式データとしては流域面積が553平方㎞にも達します(神戸市557平方㎞、奈良市277平方㎞)。国道168号の貯水池沿いをドライブする区間では、そのスケールを感じることができます。

 

風屋トンネルの入口(対向車に注意)手前を右へ入るとまもなく駐車スペースとダム展望所、公衆トイレがあります。堤の上を車で通行することも可能です(ダム堤を渡った先は行き止まり)。

 

放水するゲートは4門。堤から下流側を望めば、放水のタイミングでなくても、ダムの迫力が伝わってきます。

 

十津川村の温泉や世界遺産(熊野参詣道小辺路、大峯奥駈道)などとともに、十津川観光の思い出の一コマになります。
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