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蘇我入鹿首塚(明日香村)

権力を持ちすぎた飛鳥の豪族。

蘇我入鹿は7世紀前半に権力を振るった豪族。その権力は皇室行事を独断で代行したり、皇位継承を操ろうとしたりするほどだったといわれます。強権的、越権的とみられた入鹿は、次天皇に推す皇子のライバルだった中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)によって暗殺されました(乙巳の変)。場所は飛鳥板蓋宮の大極殿で、皇極天皇の御前で斬りつけられるという劇的な事件でした。
入鹿の首塚は飛鳥寺から西へ80mほど、入鹿が邸宅を設けたという甘樫丘を望む場所にあります。暗殺されたときに首が飛んでいき、供養するために埋められた場所ともいわれています。

 

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