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【奈良の珍百景】益田岩船(橿原市)

こんなに存在感があるのに、謎が解けない巨岩。日本遺産「日本国創成のとき」構成文化財。
写真提供:一般財団法人橿原市観光協会

貝吹山の東峰の山中、静かに鎮座する花崗岩の巨岩。明らかに人の手によって開けられた穴(約1.6m四方、深さ約1.2m)がありますが、いつ誰が、何のためにつくったのか、文献でも調査でも手がかりとなる情報はなく、謎に包まれています。

 

古来、この謎を解こうとして、いくつかの説がまことしやかにささやかれてきました。

 

1.弘法大師による石碑の台石
2.星占いに使われた台座
3.横口式の建造物を造る途中で放棄された

 

といった説です。巨岩のサイズは、東西約11m、南北約8m、高さ約4.7m、重さは800トンもあるとされ、これほど大きな巨岩なのに、いまだに謎は謎のまま。
現地に立つと、不思議なインスピレーションが降りてきて、謎が解けるかもしれません。
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