• 観光

◎奈良県景観資産紹介シリーズ 第8回

奈良県にはぜひ見てほしい景観がたくさんあります。それらを“資産”として活用するとともに、たくさんの方々に足を運んで見てもらい、後世に残していこうと景観資産の登録を開始しました。実際に見てみたい、おすすめのスポットをシリーズで紹介していきます。

鎧岳・兜岳を望む曽爾高原の田園風景

 

 

【曽爾村太良路】

鎧岳と兜岳は火山活動で流れ出た溶岩によって形成されたといわれ、迫力ある雄姿を見せてくれます。周辺の里山では曽爾高原湧水群で育てる稲作や野菜づくりが連綿と続けられており、見る人々の郷愁を誘う牧歌的景観となっています。眺めるだけでは満足しない人には登山ルートがあります。

 

 

稲渕の棚田

 

【明日香村稲渕】

中世(平安~室町時代)に開墾されたといわれる歴史的棚田。約300枚の田がパノラマに広がり、どこから眺めても“絵になる”景観です。春の菜の花、夏の青田、秋の金色と彼岸花、冬の静けさ…四季それぞれに味わいがあります。日本の棚田百選、重要文化的景観指定。

 

 

世界遺産の麓 吉野の貯木場

 

【吉野町上市】

全国に誇る吉野林業を象徴するものとして、昭和14年に開設された貯木場です。かつて旧吉野鉄道から引込み線が伸び、木材輸送が活発に行われていました。現在も貯木場、製材所が多く集まり、木の香りを感じることができる産業的風景です。

 

 

三輪そうめんの天日干し

 

【桜井市三輪】

奈良県を代表する特産品のひとつ「三輪そうめん」は冬の冷たく乾いた風と天日に当てて干すことで作られます。工場脇でそうめんをすだれのように掛け、天日干しする製麺所がいくつかあります。冬の青空の下、白いそうめんが引き締まっていきます。

 

 

五條のまちを横切る五新鉄道跡

 

【五條市新町】

明治末期に計画された奈良県五條市~十津川村~和歌山県新宮市を結ぶ五新鉄道は、一部工事が進んだ後、戦争で中断。その後再開された時期もありましたが、社会情勢の変化などによりストップ。伝統的な町並みの五條新町エリアには高架橋が残されたまま。乗客を運ぶことがなかった幻の鉄道遺産です。

 

 

十津川(熊野川)の深い渓谷を渡る谷瀬の吊り橋

 

【十津川村谷瀬、上野地】

昭和29年に架けられた生活用の吊り橋。長さ297m、高さ54mとそのスケールは日本有数です。歩いて渡ることができ、山々、空、川、揺れ…まさに体感する絶景。高さや揺などスリルを楽しむ余裕がない人は無理をせず、眺めるだけでも壮観です。


観光情報まとめ