• 奈良事典

きょうは何の日「12月①:映画の日/「古都奈良の文化財」世界遺産登録の日/カレンダーの日/魚の日」

ふと、「きょうは何の日だっけ?」と気になるときがありませんか。○○の日とか、◇◇記念日とか、1年365日(4年に一度は366日)は何らかの「日」に当たっています。それぞれの由来は、数字の語呂合わせや発祥の日などさまざま。ここでは、奈良の歴史や出来事、モノ・コトに縁のある「きょうは何の日」を集めてみました。「そうだったのか!」「なるほど!」のネタにしてください。

【12月1日「映画の日」】

 

映画やアニメ、テレビドラマ、小説など人気の作品に付きものなのが、ロケ地巡りを楽しむアクティビティです。奈良県でも現在、大人気のアニメ『鬼滅の刃』の登場シーンによく似ているスポットがファンやコスプレイヤーたちで盛り上がっています。

 

さて、12月1日は「映画の日」。1956年(昭和31年)に制定された歴史ある記念日です。その60年前の1896年(明治29年)11月25日~12月1日、神戸で日本初の映画の一般公開が実施され、期間中のキリのいい「12月1日」が記念日になりました。
このときの映画はスクリーンに映すタイプではなく、かの発明王トーマス・エジソンが発明した「キネトスコープ」と呼ばれる、顕微鏡のように1人ずつがのぞき込んで観るタイプの映画でした。

 

奈良県も数々の映画の撮影地になっています。1950年(昭和25年)の黒澤明監督・三船敏郎主演の『羅生門』は春日奥山・春日山原始林=写真=で、1969年(昭和44年)の山田洋次監督・渥美清主演の『男はつらいよ』(第1作)は東大寺や浮見堂などで撮影されました。

 

『羅生門』ロケ地の春日山原始林の歩き方はコチラ

 

 

【12月2日「『古都奈良の文化財』世界遺産登録の日」】

 

1998年のこの日、京都市で開催されていたユネスコ世界遺産委員会で、東大寺、興福寺、春日大社および春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡(写真=第一次大極殿)の8件で構成される『古都奈良の文化財』が登録されました。寺社の国宝建造物、特別史跡、特別天然記念物といったそうそうたる“文化財”が並び、奈良の、日本の宝と言えます。

 

さらに、建造物などのモノだけでなく、そこに息づく歴史的なストーリーも世界的に稀有であり、これらはひと目見ようと、あるいはそれらが存在する空間を肌で感じようと、国内外から多くの人々が奈良を訪れています。世界遺産に限らず、こうした歴史的な物語・背景を持つ有形無形の財産をいつまでも残し、伝えていきたいですね。

 

「古都奈良の文化財」の情報まとめページはコチラ

 

 

【12月3日「カレンダーの日」】

 

カレンダーの業界団体が1988年(昭和63年)に制定しました。

 

ご存知のように、日本ではかつて太陰暦(旧暦)を採用していました。これを太陽暦(新暦)に改めましょうとしたのが、1872年(明治5年)の太政官布告。これにより、「明治5年12月3日」が「1873年(明治6年)年1月1日」になりました。明治5年12月3日~同年12月31日が“なかったことになった”というわけです。

 

この改暦によって、日本は太陽暦を採用している諸外国とカレンダーが一致し、外交がスムーズに行えるようになりました。

 

ところで、日本に暦が伝わったのは、奈良時代以前のこと。『日本書紀』によると、朝鮮半島(百済)から暦法や天文に詳しい人物を大和に招き、暦を教わり、暦を作ろうと試みたとされています。推古12年には日本最初の暦が作られ、そして、暦(旧暦)が一般にも普及し始めたのは、鎌倉時代のことだといいます。

 

江戸時代には「貞享の改暦」(日本人による初の暦法)、「宝暦の改暦」「寛政の改暦」「天保の改暦」と4回の改暦が行われました。葛飾北斎による『富嶽百景』には幕府の天文方が天体観測を実施した浅草天文台が描かれています。

 

 

【12月10日「魚の日」】

10(ト)10(ト)の語呂合わせから10月10日が魚の日とされていますが、魚をたくさん食べてほしいという意味を込めて、毎月10日も魚の日としてPRされています。

 

奈良県には海がありませんが、アユやアマゴなど清流にすむ川魚は食べるのにも、釣りをするのにも人気の魚ですし、大阪湾や南紀、志摩などから海の魚が入って来やすいロケーションのため、古来、海の魚も流通してきました。奈良県南部地方の伝統食として有名な柿の葉すしのネタにサバやサケが使われていることからも、奈良と魚が長く連れ添ってきた仲であることがわかります。

 

なお、総務省統計局の家計調査を元に算定したデータ(2017年)では、すし(外食)の消費量ランキングで、奈良県は全国第4位!となっています。海はないけれど、おいしい魚料理や寿司があるんだぞ、という矜持の表れなのかもしれません。

 

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