• 奈良事典

きょうは何の日「3月①:金魚の日/みつばちの日/平城遷都/サンドイッチデー/国立公園記念日」

ふと、「きょうは何の日だっけ?」と気になるときがありませんか。○○の日とか、◇◇記念日とか、1年365日(4年に一度は366日)は何らかの「日」に当たっています。それぞれの由来は、数字の語呂合わせや発祥の日などさまざま。ここでは、奈良の歴史や出来事、モノ・コトに縁のある「きょうは何の日」を集めてみました。「そうだったのか!」「なるほど!」のネタにしてください。

【3月3日「金魚の日」】

 

この日は、桃の節句、ひな祭り。お雛様を飾りましょう…と同時に、江戸時代には金魚も一緒に飾る風習がありました。当時の金魚はとても高価で、3両~5両(お米の価値比較換算で、1両=約4万円)したという史料もあります。この江戸時代の風習にあわせて、金魚の魅力を広く知ってもらおうと、この日が金魚の日になりました。

 

そして金魚と言えば、奈良県大和郡山市。市内各所に金魚の養殖池が点在し、また金魚すくい選手権や金魚関連のお土産・雑貨、マンホールの蓋にまで金魚が登場します。郡山城の城下に栄えた町は、金魚愛にあふれています。

 

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【3月8日「みつばちの日」】

 

すぐにお気づきでしょう。みつ(3)ばち(8)の語呂合わせから、この日が「みつばちの日」になりました。古代エジプトの壁画にミツバチが描かれているなど、人間とミツバチの付き合いは古く、日本では平安時代にはちみつが宮中に献上されたといいます。

 

ミツバチははちみつを私たちに分けてくれるだけでなく、果物や野菜、その他多くの植物の受粉を助けてくれます。日本のはちみつは国産2754トン、輸入48445トン(うち73.2%が中国産 ※平成28年)。奈良でも天然はちみつが「道の駅 吉野路 上北山」などで販売されています。

 

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【3月10日「平城遷都」】

 

なんと○○な…と語呂で覚えた710年平城京への遷都。708年に遷都の詔を発したのは女帝の元明天皇で、実際に藤原京から遷都されたのは、710年3月10日(旧暦)のことでした。784年に長岡京に遷都されるまで、平城京が我が国の都でした。

 

天智天皇(中大兄皇子)の娘である元明天皇は、息子の文武天皇が25歳の若さで亡くなると、707年に即位。和同開珎の鋳造を進めたり、大宝律令を整備したりしたことも元明天皇の功績です。
平城宮跡は、平城宮址として1922年に国史跡に指定(1952年に特別史跡)。1998年にはユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」に登録されました。遺跡の発掘・整備、建造物の復原が進められ、1998年に朱雀門、2001年に東院庭園など、2010年に第一次大極殿が復元されました。そしてまもなく、大極殿前で復原工事中の南門が落慶する予定です。

 

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【3月13日「サンドイッチデー」】

 

なぞなぞです。なぜ3月13日がサンドイッチデーなのでしょうか?
正解は、「1」が2つの「3」に挟まれていて、サンとイチ、さらにはパンに具材が挟まれている形状が連想されるからです。

 

サンドイッチは広く世界で好まれていて、硬いパン、軟らかいパン、食パン、コッペパン、玉子、ハム、チキン、トマト、チーズ、マヨネーズ…無数の組み合わせとアイデアがおいしさを演出してくれます。奈良には、フルーツをサンドしたキュートなサンドイッチがあるので、要チェックです。

 

ところで、サンドイッチデーとは別に「サンドイッチの日」があります。なんともややこしい現象ですが、「サンドイッチの日」はサンドイッチを“発明”したといわれる英国のサンドイッチ伯爵の誕生日である11月3日となっています。

 

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【3月16日「国立公園記念日」】

 

国立公園とは、日本を代表する自然・風景を保護し、親しむための自然公園を指します。

 

1934年の3月16日、日本最初の国立公園(瀬戸内海、雲仙、霧島)が指定されました。現在、北海道6、東北3、関東6、中部5、近畿3、中国四国2、九州9(瀬戸内海は近畿、中国四国、九州にまたがる)の計34ヵ所が指定されており、最近では2017年3月に鹿児島県の奄美群島国立公園が仲間入りしました。

 

奈良県・三重県・和歌山県にまたがる「吉野熊野国立公園」は1936年2月1日指定。世界遺産にも登録されています。

 

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