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空海KŪKAI-密教のルーツとマンダラ世界(奈良国立博物館)

2024年4月13日(土)~2024年6月9日(日)
前期展示 4月13日(土)~5月12日(日)
後期展示 5月14日(火)~6月9日(日)
「ならはく」が総力を挙げて開催する空海生誕1250年記念特別展!
国宝約30件、重要文化財約60件を含む約120件を展示、密教の源流と空海密教の実像に迫ります。
提供:奈良国立博物館

空海の生誕1250年を記念して、奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会を開催します。

「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願いも尽きなん。」(『性霊集』巻第八)

(この世の全ての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)

 

衆生救済を願った空海が人々を救うためにたどり着いたのは密教でした。空海は中国・唐にわたり、師匠の恵果(けいか)から密教のすべてを受け継いだと言われます。

 

本展では、密教がシルクロードを経由し、東アジア諸地域、そして日本に至った伝来の軌跡をたどることにより、空海が日本にもたらした密教の全貌を解き明かします。

 

また、多数の仏像や仏画により、空海が「目で見てわかる」ことを強調した密教の「マンダラ空間」を再現するとともに、各地で守り伝えられてきたゆかりの至宝を一堂に展示し、空海と真言密教の魅力を紹介します。

(奈良国立博物館公式サイトより引用)

 

【主な展示】

◎国宝・両界曼荼羅(高雄曼荼羅)

空海が制作を指揮した現存唯一で最古の両界曼荼羅が修理後一般初公開されます。

[前期展示]国宝・両界曼荼羅(高雄曼荼羅)のうち胎蔵界 ※平安時代(9世紀)京都・神護寺

[後期展示]国宝・両界曼荼羅(高雄曼荼羅)のうち金剛界 ※平安時代(9世紀)京都・神護寺

 

◎国宝・五智如来坐像

平安時代(9世紀)京都・安祥寺

 

◎重要文化財・弘法大師行状絵詞 巻第三

南北朝時代 康応元年(1389)京都・教王護国寺(東寺) [後期展示]

 

◎空海が唐から持ち帰ったと考えられる「国宝・金銅密教法具」

中国・唐(9世紀)京都・教王護国寺(東寺)

 

◎空海が入唐する際に海を鎮めるために出現した観音の姿と伝わる「国宝・伝船中湧現観音像」

平安時代(12世紀)和歌山・龍光院 [前期展示]

 

◎空海が最澄に宛てた手紙(国宝・風信帖 平安時代9世紀 京都・教王護国寺(東寺)※前期展示)や

国宝・灌頂歴名(平安時代9世紀、京都・神護寺※前期展示)など空海の直筆史料多数

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