広橋梅林（下市町）

奈良県には「三大梅林」があり、広橋梅林はそのひとつです。

標高約450ｍの広橋峠の北側斜面に約5000本の梅の木が植わり、例年2月下旬から3月下旬に梅の花と香りに包まれます。

散策道が整備されていて（一部傾斜が急なところがあります）、白梅、紅梅、淡桃色、一重咲き、八重咲きなど色とりどりの梅たちを巡ることができます。

特に立ち寄ってほしいのは「展望デッキ」。梅林を一望できることはもちろん、金剛山や葛城山なども見晴らせる、贅沢な眺望です。

花が終わると、次は梅の実。初夏に青梅をつけた梅林もまた趣があります。ここの梅は「見て楽しむ梅」だけでなく、「味を楽しむ梅」も多く栽培されており、下市町の農園でみのった実の梅干しは下市町のふるさと納税返礼品になっています。

なお、奈良県三大梅林のあと2つは「月ヶ瀬梅林」（奈良市）と「賀名生梅林」（五條市）です。