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◎涼しんでシャキッとする!夏に見に行く奈良の滝まとめ①

今年も予想される暑い夏。そんなときこそ奈良の滝。奈良には残念ながら海はありませんが、涼しげな滝ならいくつもあるんです。

「滝を見に行く」というと険しい山道を歩かなければならないと思われる人もいるかもしれません。おっしゃる通りの滝もありますが、道路沿いに停めたクルマから徒歩1分という名瀑もありますし、子どもと一緒にハイキング気分で訪ねられる滝もあります。ザアザアと流れ落ちる音。涼やかな林間と冷気。飛び散るしぶきとマイナスイオン。暑い夏には、滝が効きます。この記事では、NARABURAおすすめの「奈良の滝」を紹介します。

 

 

【東の滝(東吉野村)】

 

万葉集に「東の滝の御門に侍へど 昨日も今日も召すこともなし」(草壁皇子)と詠われた、由緒ある滝。東吉野村を流れる日裏川から「夢淵」に注ぎ込んでいます。落差は10mもなく、高くありませんが、豊富な水量と、深く、神秘的な滝つぼを持っています。しぶきがかかるほどの近い距離に橋があり、滝の力を間近に感じることができます。

〒633-2431 奈良県東吉野村小

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【七滝八壷(東吉野村)】

 

文字通り、1段、2段、3段…7段と連続して落ちる名物の滝。七転び八起きになぞらえて、この名称があります。県道沿いから七滝の一部を見ることができますが、ぜひ吊り橋を渡って、滝に接近してみることをおすすめします。清涼感あふれる水勢と飛沫がまじった風が足元から吹き上がり、さわやかな時間を過ごせます。

〒633-2443 奈良県東吉野村莢谷

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【桃尾の滝(天理市)】

 

豊かな緑に囲まれ、パワースポットとして紹介される滝。落差は23mあります。古くから修験道の信仰の場であり、今でも行者の禊の滝として大切にされています。滝を前にして立つと、マイナスイオンまじりの冷涼なしぶきと風圧がたっぷりと降りかかってきます。しばらくそっと眺めていたくなる滝です。

〒632-0021 奈良県天理市滝本町

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【うぐいすの滝(奈良市)】

 

春日山原始林のハイキングではおなじみの滝。落差約10mですが、森閑とした雰囲気に滝音が響き、江戸時代から名所のひとつとして知られています。春日大社奥の林道入口から徒歩約60分です。うぐいすの滝から足を延ばせば、若草山頂上に出られます。

〒630-8202 奈良県奈良市川上町306

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【馬鍬淵(平群町)】

 

国道168号沿いの平群北公園の裏から竜田川沿いに設けられた遊歩道を進むと、竜田川が流れの向きを変え、水音を立てている箇所に出ます。のぞき込むと、川が数メートルの滝状になって落ちる淵は色が濃く、見るからに深そうです。この一帯は滝や早瀬が連続し、古くから渓谷美を成すスポットでした。

〒636-0906 奈良県平群町菊美台1丁目3

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【済浄坊の滝(曽爾村)】

 

かつて「済浄坊」という寺院があり、この滝で修験者が身を清め、水煙大不動明王の霊を仰いだと伝えられます。横輪川にできた渓谷には、滝とエメラルドグリーンの淵が連続し、野趣あふれる渓谷美を見ることができます。春は新緑が川面に映え、夏は豊富な水量が涼感を誘い、木々の間から吹く緑の風がさわやかです。紅葉や雪景色も楽しみな滝です。

〒633-1212 奈良県曽爾村今井

写真:曽爾村観光協会

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