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◎【奈良の観光エリア特集】 斑鳩の里で秋色の名所めぐり

斑鳩町と聞いてイメージされやすいキーワードといえば、聖徳太子、法隆寺、中宮寺、世界遺産、竜田川、「柿くえば~」…あたりでしょうか。もちろんこれら以外にも、斑鳩町にはもっとたくさんの魅力と見どころが詰まっています。歴史と人々の営みが連綿と調和してきた斑鳩町で「秋」を感じるスポットを探してみました。

■竜田公園

 

紅葉の名所の奈良県代表といえば竜田川でしょう。
平安時代の貴族で歌人の在原業平が詠んだ和歌「千早ふる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」が有名な竜田川は古来、紅葉の名所。竜田公園は川沿いに遊歩道や紅色の橋、親水ゾーン、トイレなどが整備された公園です。

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■上宮遺跡公園

 

法隆寺の南東約1.5㎞の場所にある遺跡公園。随所にカエデ・もみじ類が植えられていて、紅葉の名所としても親しまれています。周辺一帯は、聖徳太子が晩年を過ごした飽波葦墻宮(あくなみあしがきのみや)の伝承地です。すぐ南には晩年の聖徳太子と膳妃(かしわでのひ)夫妻が住んだとされる旧地に成福寺跡(廃寺)があります。公園内には「以和為貴」(和を以て貴しとなす)と刻まれた聖徳太子孝養之碑が建てられています。

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■法起寺

 

2023年に世界遺産登録30周年を迎える「法隆寺地域の仏教建造物」の構成要素になっている古刹です。慶雲3年(706年)の建立と推定される三重塔は、法隆寺の五重塔、法輪寺の三重塔と共に“斑鳩三塔”と呼ばれ、現存する三重塔としては最古の遺構で国宝指定されています。9月後半~11月にかけて、周辺の田の稲が黄金色に染まり、その一角では群生するコスモスが風にゆらめく―そんなやさしい絶景を見ることができます。

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■国史跡・中宮寺跡のコスモス

 

聖徳太子、あるいは母である穴穂部間人皇后が開基とされる中宮寺。創建時は現在地から東へ約400mの場所にありました。その寺跡は中宮寺跡史跡公園として整備され、基壇や礎石が復元されています。
同公園内では、歴史的景観と自然・田園風景が一体となった斑鳩の里の景観を保全するため、農家の方々の協力を受けてコスモスが栽培されており、秋には赤、ピンク、白など、可憐なコスモスの花が風に揺れる光景を楽しめます。例年10月初旬から11月中旬まで、中宮寺跡史跡公園内に臨時駐車場(無料)が設けられます。

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■斑鳩名物「竜田揚げ」をいただきます!

 

片栗粉を身にまとい、醤油・みりん・ショウガなどの味が見事にしみ込んだ竜田揚げ。揚げたときに衣が赤くなり、片栗粉が白く点在している様子を、もみじの名所・竜田川に見立てて「竜田揚げ」の名前がついた―といわれています。
斑鳩町では2013年に「竜田揚げ上げ↑プロジェクト」が発足し、斑鳩町の竜田揚げの魅力を広く発信しています。町内には竜田揚げ自慢のお店がいくつもあります。紅葉の秋、食欲の秋。斑鳩町でごちそうが待っています。

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ザ・奈良グルメ!みんな大好きアゲアゲな斑鳩名物竜田揚げ その1

ザ・奈良グルメ!みんな大好きアゲアゲな斑鳩名物竜田揚げ その2


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