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◎奈良で楽しむゴールデンウィーク「自然満喫ハイキング編」

ゴールデンウィークです。新緑の季節は格別!奈良の山・森・川・里を満喫できるハイキングコースを紹介します。

ゴールデンウィークが今年もやって来ます。おでかけの計画は立てていますか? 宿泊を伴う旅行も、日帰りも、なんとなく気を遣うご時世ですが、やはりこの季節、この大型連休は外出したくなります。“奈良県”の気持ちを代弁すると、「奈良は密とは無縁の自然がたっぷり。しかも、奈良の自然は所々深い歴史を含んでいることがあるので、味わい甲斐がありますよ!」となるでしょうか。

 

そこで、これまでにNARABURA(ならぶら)に掲載しているモデルコースのなかから、ハイキングが楽しめるコースを抜粋しました。今年のゴールデンウィークは、奈良の自然を歩いて、おいしい空気を召し上がり、積もり積もったモヤモヤを吹き消してください。

 

 

【曽爾高原~倶留尊山】

 

曽爾村と御杖村の村境にそびえる標高1037mの倶留尊山(くろそやま)へは、曽爾村の曽爾高原から登るコースがおすすめです。曽爾高原は秋のススキで有名ですが、新緑の季節もまた特別な景色が広がります。
ふもとの駐車場から頂上まで、ゆっくり登って2時間ほど。草原を吹き渡る風、新緑の薫り、尾根から眺める見晴らし。醍醐味いっぱいのハイキングコースです。

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【橿原~飛鳥 古代めぐり】

 

紹介するこのコースは、歴史のど真ん中をハイキングするコースと言っていいかもしれません。神武天皇、孝元天皇、推古天皇、天武天皇、持統天皇といった歴代天皇のほか、聖徳太子などに関連するスポットが点在し、宮跡や古刹、古代の景色に思いを馳せながら、歩くことができるでしょう。2022年に極彩色壁画発見50周年を迎えた高松塚古墳、壁画が残る石室(レプリカ)などを見学できるキトラ古墳など、歴史と自然、古代ロマンたっぷりのコースです。

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【“最強の山城”高取城跡に登ろう】

 

標高584mの高取山山頂一帯に築城された高取城。堅固にして美観を備えた山城として、城郭専門家らも“最強の山城”と認めるほどです。天守閣は現存していませんが、石塁や石垣など遺構を見て回ることができます。登山ルートから垣間見える景色も魅力のひとつ。桜や紅葉も美しい山なので、ゴールデンウィークもきっと、新緑などがキラキラとして、ハイカーを迎えてくれることでしょう。

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【剣豪の里・柳生】

 

奈良市の東部・柳生エリアは、柳生宗厳(石舟斎)に代表される剣術家柳生一族の里です。牧歌的な風景のなかに、剣豪ゆかりのスポットが点在しており、ハイライトはなんといっても「一刀石」です。あの大人気漫画「鬼滅の刃」に出てくるシーンによく似ていることから、訪れるファンや登場人物になりきって記念撮影するファンも少なくありません。見ると、こんなに巨大な石が、よくもまあこんなにスパッと切り口鋭く切られて(割られて)いるものだな!と感嘆させられます。

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【天川村洞川の自然と温泉】

 

天川村の洞川(どろがわ)地区は温泉が魅力のエリア。修験道の山「大峯山」への登山口があることでも知られています。気温が上がり出すゴールデンウィークの季節におすすめしたいのは「清流」と「鍾乳洞」です。洞川地区を流れる清流は、手足をつけるとキンキンと痛いほどに冷たく爽快。上流には名水として有名な「ごろごろ水」をくめる場所も設けられています。鍾乳洞では非日常的なムードを体験することができます。自然研究路や吊り橋もハイキングのアクセントになります。

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【大峯山(山上ヶ岳)】

 

天川村洞川から大峯山(山上ヶ岳)を目指します。山頂は標高1719mあり、登山道自体が修験道の修行場です。と書くと、難易度が高いのかなと思われるかもしれませんが、岩場などに気をつければ、元気に登っている小学生の姿も時々見られるくらいです。
※山頂の大峯山寺の山開きは、5月3日です。
※洞川~山頂往復は約6時間かかります。
※信仰上、女人禁制の山です。

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【生駒山】

 

奈良と大阪の府県境にある生駒山(642m)。山上に遊園地があったり、軽登山のコースが設けられていたり、途中まで現役日本最古のケーブルカーで登れたり、関西ではよく親しまれている山です。ケーブルカーで山上遊園地前まで行くことができますが、それだと“ハイキング”になりません。ケーブルカーを利用するにしても途中の宝山寺駅で下車して登り始めるのがおすすめ。ケーブルカー乗車時間を含め、約2時間で最高点のある生駒山上遊園地や展望所に到着することができます。大阪の都会ビル群、大阪湾、明石海峡大橋、淡路島…遠くまでとことん眺めてみてください。

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【春日山原始林】

 

奈良公園は、奈良観光の定番スポット。ゴールデンウィークも鹿と観光客でにぎわいそうです。そんなエリアを一歩奥へ踏み込んで目指すのは、世界遺産「春日山原始林」。神域として古来“伐らず入らず”が守られてきた春日山原始林には、どこか神秘性が漂います。巨樹・古木、新緑や滝、木々を這うようにツルを伸ばして咲く藤の花を味わうには、ちょうどいい季節でしょう。
そんな春日山原始林を縫うようにハイキング道があり、てくてくと歩いていくと、若草山山頂などへ出ることができます。リンク先の記事は、山頂から旧柳生街道・高畑町方面へ下るコースを紹介していますが、下りは、若草山に入山して、奈良盆地の風景を楽しみながら下山するのがおすすめ。だって、若草山ゲートを出たところにいくつもお店があって、ソフトクリームなどが誘惑してくるんですもの!

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