【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット | 奈良 観光 | 奈良ぶら

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朝護孫子寺_01

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

2022年は「寅」年です。しかも、36年に一度の「五黄の寅」で、真偽はともかく、この年生まれの人は気が強いと言われています。干支(十二支)の「トラ」は漢字で「寅」が当てられますが、トラには「虎」の字もあります。
「寅」は、方位は東北東、時刻は午前4時(その前後2時間)、五行(万物を成り立たせている5つの要素)は木を指し、動物は「虎」です。つまり、虎は寅が意味することの一つだと言えます。「虎」はご存知のようにネコ科の大型捕食獣を指します。
“寅”は元々「螾(いん)」(『漢書(前漢書)』)であり、春が来て草木が生じる様を表すとされます。停滞からの前進・好転・繁栄を兆す年だと考え、前向きな気持ちで過ごせる1年にしたい!という思いを込めて、奈良県にある寅ゆかりの初詣スポットを紹介します。

寅年生まれの守護本尊は虚空蔵菩薩です。虚空蔵菩薩を安置する寺院をめぐれば、一年の徳を得られるかもしれません。記事で紹介する弘仁寺や保寿院(膳手寺跡)のほか、東大寺の大仏殿にも虚空蔵菩薩がいらっしゃいます。
初詣スポットではありませんが、明日香村のキトラ古墳も寅年にぜひ訪ねたいところです。キトラ古墳は7世紀末~8世紀初めに造られたと推測され、埋葬者は不明ですが、石室内部に四神や天文図の壁画が残っています。「キトラ」は、壁画発見時に白虎と玄武(亀)が見えたことからとする説や、古墳が阿部山集落の北西(四神で言うと、北の玄武、西の白虎)にあることからとする説などがあり、「虎」と縁のある名称です。「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」(入館無料/12月29日~1月3日休館)には原寸の石室模型などを見学することができます(壁画の実物は期間限定で公開されます)。

 

【信貴山朝護孫子寺】(平群町)

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

奈良県内で寅といえば、ここでしょう!
むかしむかし、聖徳太子がこの山を訪ねたときのことです。聖徳太子は「寅の年、寅の日、寅の刻」に毘沙門天王を感得し、必勝法を授かって物部守屋を倒した-という伝説があり、太子は毘沙門天王が現れたこの山を「信ずべし、貴ぶべし」と言い、そこから信貴山の名が生まれたと言われています。
大トラのオブジェをはじめ、境内の至るところ、あそこにも、こちらにもトラがいます。何頭見つけることができるでしょうか。
また、本堂拝観の名物になっているのが戒壇巡りです。本堂真下の暗闇に包まれた回廊を右回りに、壁に手を当てながら進むと、ほんのり灯りがともる場所に着きます。十二支の守護本尊が祀られており、丑年と寅年の守護を司る虚空蔵菩薩尊もいらっしゃいます。
ここを過ぎて少し進むと、鉄の錠前がかかっています。これに触れると、毘沙門天王のお告げにより納められたと伝わる「如意宝珠」に触れたのと同じ功徳が与えられると言われ、一願成就の御利益があるとされています。

信貴山朝護孫子寺の広い境内を巡るモデルコース記事はコチラです。

信貴山朝護孫子寺の公式サイトはコチラです。

 

【新薬師寺】(奈良市)

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

十二神将立像で有名。寅年の守護は「真達羅大将」です。
光明皇后が夫である聖武天皇の病気平癒を願って天平19年(747年)に創建された古刹。奈良時代作の御本尊・薬師如来坐像(国宝)を包囲してしっかりとお守りしている十二神将立像(国宝)が有名です。その十二神将立像のうち、左手に宝棒、右手に宝珠を持つ真達羅(シンダラ)大将(奈良時代)が寅年の守護神です。

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【弘仁寺】(奈良市)

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

寅年の守護本尊「虚空蔵菩薩」は伝空海作
丑・寅の守護本尊は「虚空蔵菩薩」。広大無限の智恵と慈悲を持ち、諸願を成就させてくれる菩薩です。これにあやかり、まさに「奈良市虚空蔵町」にあるのが弘仁寺です。空海(弘法大師)の作と伝わる虚空蔵菩薩を安置しており、13歳の厄を払い、知恵を授けてくださるよう虚空蔵菩薩にお参りする「十三詣り」で知られています。また、本堂向かって右に「明星堂」があります(入堂しての拝観はできません)。仏教において天界に住んでいるひとりで、虚空蔵菩薩の変化身と言われる「明星天子」の像が安置されていましたが、現在は奈良国立博物館に寄託されています。

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【安倍文殊院】(桜井市)

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

名物のジャンボ花絵。2022年は寅
645年創建の古刹。快慶作の騎獅文殊菩薩像(国宝)が本尊です。安倍仲麻呂(阿倍仲麻呂)と安倍晴明も祀られています。毎年、境内の花の広場にて、パンジーの花で干支の「花絵」が描かれており、2022年は寅の出番です。安倍晴明が天文観測をしたと伝わる高台に展望台が設けられており、花絵全体を眺望することができます(花絵の見学には拝観料はかかりません)。花絵は新しい年の幸多きことを祈願する風物詩になっています。
また、展望台には「晴明堂」があり、魔除け方位災難除けを祈願できる如意宝珠が設置されています。晴明をお参りしたら如意宝珠をなでて災難除けを祈願してください。「梵天 丑寅 伊舎那天」は南西向きです。

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【膳夫寺跡(保寿院)】

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虚空蔵菩薩を祀る、聖徳太子妃建立の寺跡
聖徳太子の妃・膳夫(かしわて)姫が建立したと伝わります。現在は後身の保寿院となっており、虚空蔵菩薩がご本尊です。ほかに聖徳太子像や不動明王立像などが祀られています。例年4月第1日曜日に虚空蔵菩薩を供養する大法要が営まれます。

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【橿原神宮】(橿原市)

【奈良で初詣】2022年は寅年。“寅”にあやかる初詣スポット

奈良県屈指の初詣スポットです。
橿原神宮の外拝殿で、トラが描かれた大きな絵馬が存在感を放っています。絵馬のサイズは、高さ約4.5m、幅約5.4m。そばに立つと、そのスケール感に圧倒されます。師走に翌年の干支を描いた大絵馬が飾られるのは昭和35年から続いていて、今回で63回目です。原画は日本画家の藤本静宏氏によるもの。「開運」と大書きされた絵馬のなかで、大きな太陽を背に、トラが力強く一歩を踏み出し、肩越しに視線を向け、今にも動き出しそうな気配が感じられます。初詣の際、このトラにひとにらみされると、開運が舞い降りる気持ちになるに違いありません。

橿原神宮の詳細情報はコチラです。

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