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開館50周年記念特別展「漂泊の画家 不染 鉄 ~理想郷を求めて」(奈良県立美術館)

2024年1月13日(土)~2024年3月10日(日)
見る人の心にしみ込み、静かな感動を呼ぶ作品の数々。不染鉄の初期から晩年までの代表作が展覧されます。

2023年に開館50周年を迎えた奈良県立美術館で、特別展「漂泊の画家 不染 鉄」が開催されます。

1996年の「純情の画家 不染鉄展」、2017年の「幻の画家 不染鉄」に続く、3度目の不染鉄展です。

 

不染鉄(ふせん・てつ/1891~1976)は東京・小石川生まれ。日本画家の山田敬中や日本美術院に学び、大正7年(1918)に京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)に進学。在学中に帝展で初入選を果たしました。

 

戦後、奈良・正強高校(現・奈良大学附属高等学校)の校長として請われたのを機に奈良に居住し、画壇とは距離を置きながら独自の道を歩みました。

 

郷愁漂う村落風景に始まり、悠然とたたずむ富士山、神聖な古寺の景観、神秘的な海の風景、幻想的な夜の情景へと遍歴を重ね、その画境には、過去の想い出とともに、静穏な日々の営みを慈しむ不染の理想郷的世界が投影されています。

 

今回の特別展では、不染の初期から晩年までの代表作約120件が展示される予定です。

不染作品の魅力を改めて顕彰する機会になります。

 

■展示構成■

「Ⅰ 追憶 ~懐かしの故郷」

望郷の思いを込めて描いた大正から昭和初期の作品を展示し、不染作品の原点を探ります。

 

「Ⅱ 彷徨 ~理想郷を求めて」

京都、奈良、東京と各地を彷徨しながら、様々な作風を模索した昭和戦前期の作品を展示し、不染作品の展開を概観します。

 

「Ⅲ 回想 ~浄土へ」

奈良を拠点に、奈良の古寺や伊豆大島での想い出などを回想した作品から、浄土を連想させる夜の風景へと集約されていく戦後の作品を展示し、不染作品の本質に迫ります。

 

【会期中のイベント】※ご参加には当日の観覧券が必要です。

◆講演会「伊藤若冲と不染鉄の筋目描き~天才画家の秘密にせまる」
講師:青木芳昭氏(京都芸術大学大学院教授)
日時:2024年2月18日(日)14時~(13時30分開場・約90分)
場所:当館1Fレクチャールーム(60席・事前申込制)

 

◆美術講座「漂泊の画家 不染鉄」(仮題)
講師:松川綾子(当館指導学芸員)
日時:2024年2月4日(日)14時~(13時30分開場・約60分)
場所:当館1Fレクチャールーム(60席・当日13時15分から整理券配布、先着順)

 

◆当館学芸員によるギャラリートーク
日時:2024年1月20日、2024年3月2日(いずれも土曜日)14時~  展示室にて

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